2014年1月15日水曜日

ブランドってなに??

ブランドの起源は、牧場主などが自分の家畜に「焼印」を付けたことからきています。焼印は、牧場主が家畜が自分の所有物であることを示すことが目的でした(英語では”burned”焼かれたの派生語とされています)。ここからも分かるようにブランドとはまず、目的商品を他商品と識別するための目印となるものです。

その構成要素は、ロゴ、デザイン、色、ネームなど目につく要素から、音、香り、イメージ、品質、価格、希少性、価値観などの目には見えない要素などが複合して構成しています。 重要なのは、ブランドは商品/サービスそのものからだけではなく、対象相手/顧客との関連性から認識されるということ。

■具体的なブランドのイメージについて


ここで、少し話を逸れて・・・世間一般でブランドと言うと何を連想するでしょうか?恐らく現代の日本人のほとんどが「シャネル」「ルイ・ヴィトン」といった高級メーカーを連想し、答えます。(話が進むと他の回答も)では、シャネルやルイ・ヴィトンに対して顧客、もしくは潜在顧客がどのようなイメージを持っているか?ですが。

1:持っている事がステータス
2:キャバ嬢などの夜の住人が持っている
3:セレブリティ
4:非常に丈夫
5:エレガント

といったイメージを持つ事が多いようです。それが全てではありませんが、高級ブランドの商品一般に持たれているイメージとしては上記のような答えが多いようです。(実際には商品ブランドではなく、コーポレートブランドですが)そして、これらのブランドイメージを作るのに一役買っている一つの例が下記のシャネルのCMです。(最新の物と少し古いものを)
二つをご覧になって気付いたことはなんでしょうか?一つ目のCMでは、まず「商品」が一切出てきません。二つ目のCMでは少し登場していますが31秒中登場しているのはたったの2~3秒です。

■つまり、ブランドとは?

そうなんです。シャネルが売っているモノは実は、商品そのものではなくシャネルの「価値観」と「コンセプト」だと言う事が明確にわかります。ブランドのイメージとは詰まるところ
ターゲット
価値観
コンセプト
なのです。そして、それらが明確に心に刺さる事。(大概覚えやすく、シンプルで普遍的である)今回例として取り上げたのは高級コーポレートブランドですが、商品ブランドの場合でも同じです。商品ブランドの例としては「ごきぶりほいほい」「花王のバブ」「アサヒスーパードライ」などの商品名を聞いただけで、用途やCM、イメージを他の方と共有できるものがそうです。(ゴキブリ退治、入浴剤、キレ味、爽快などが浮かびませんか?)

■最後に

今後、商品(店舗)ブランドを構築したい。コーポレートブランドを確立していきたい(ブランディングしたい)方は、以上の事を明確にし、伝え続ける事が重要です。もし、「TVCMなんてウチじゃとても無理無理」なんて思っている方でも、今ではSNS(Facebookやtwitter)や無料のCMS(ブログ)に、webサイト、もしくはYoutubeなどの動画メディアを駆使することで比較的簡単に(費用も安く)多くの方に共有してもらう事が出来ます。もう一度言いますが肝心なのは
【ターゲット・価値観・コンセプトを明確にし伝え続ける事】です。

利用しただけで満足(しかもこの場合ただの自己満足です)していては決して作れません。それがブランドなのです。

以上、【ブランドってなに??】でした。

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