2013年8月4日日曜日

春夏冬 二升五合 ~知ってるようで知らない言葉の意味~


皆さんは、タイトルにもなっている『春夏冬 二升五合』という言葉を、見た事、聞いた事がありますか?最近だと居酒屋さん等に掲げられていることが多いようです。でも、見た事はあっても意味は・・・・・・・という方も多いのではないでしょうか?

ということで、今回は知って何が得するわけでもない無駄な知識を皆さんにプレゼントします。

■春夏冬・・・何かが欠けてない?

早速ですが、この「春夏冬」という言葉、何かが欠けてます。普通は春夏秋冬・・・・・あれ?
そう・・・・・秋が無いんです。
つまり「あきない」→『商い(あきない)』となります。

■二升五合(にしょうごごう)

最近ではあまり使われない単位かもしれませんが、「二」の升と合はお米を計る単位で、一升=10合となります。そして、その昔年貢米を納める為に一升を正確に計る必要性が出てきた為、出来たのが一升枡(ある時期に規格を統一された)です。

この一升枡(いっしょうます)が標準的な取引量の目安とされた為、【1枡=一升】という認識になります。

つまり・・・・・?『二升五合』の「二升」とは2枡分の米、つまり「枡枡」(ますます)であり、5合とは半升分の米、つまり「半升」(はんじょう)になります。なので、これを繋げて「ますますはんじょう」=「益々繁盛」になるというワケですな。

■商売益々繁盛!!!

そして、上記二つを掛け合わせると・・・・・・・・?
『商い(あきない)益々繁盛』となるわけですね。絵とセットの場合には、鰻が登る様子が描かれることが多く、商売益々繁盛→鰻登り! というわけですね。

■判じ物

今回のような難解(?)な言葉は、江戸時代などから続く言葉遊び、なぞなぞの要素をもった判じ物の一種で、他にも代表的な例では「質屋」のことを「十六銀行」と表記したり(質=7=「1」+「6」)します。大抵は忌言葉や忌数字と避ける目的があったりするのですが、今回の例では、純粋になぞなぞの要素が強いようです。

もし、今後街で見かけた不思議な名前があれば、そういった意味合いが込められているかもしれませんので、是非考えてみてはいかがでしょうか?

それでは、今回はこれで終わります。

2013年8月2日金曜日

千寿酒造 純米吟醸うすにごり


久しぶりの日本酒紹介記事となります。
今回ご紹介するのは、千寿酒造株式会社というなんとも珍しい(?)静岡の酒造メーカーである。ちなみに磐田市というのは、サッカーファンならピン!っとくるのだが、何を隠そうJリーグの強豪サッカークラブチーム『ジュビロ磐田』のホームがある街である。

それにちなんだ、『ジュビロラベル』なるお酒もあるらしいので、もしジュビロ磐田ファンの方がいらしたら、是非サイトをご覧になってみると良いだろう。

さて、早速だが、日本酒の品評をしたいと思います。

今回も、水を添加していない原酒に当たると思います。日本酒としては高めの17度という度数が示す通り、澄んだ味の中にもどっしりとした米の旨味と言う名の『芯』をしっかりと感じる事ができます。

なので、今回は割と味が濃い目のおつまみを肴にして飲んでみましたよ!

■~今宵のおつまみ~

きゅうりと新潟産まぐろの酒盗、のりの佃煮山葵風味

味がしっかりしているので、日本酒との相性は言うまでもありません。

意外といけるのこの山葵海苔。きゅうりにあわせます

私は野菜スティックの際はきゅうりの種は取り除きます

一気に半分以下にw
この千寿の酒を飲むには、本当は白身で脂が乗った焼き魚なんかが合いそうな気もしたのだが、生憎この日は用意がなかった・・・。また、夜が遅い事もあって軽めのおつまみで合わせましたが抜群でしたよ♪

そんなわけで、、、、この日は一人でそのまま四合瓶を空にしてしまい(午前2:00ぐらい)、少し物足りないので、〆に紅乙女のGOLD(ゴマ焼酎、38度)をロックで頂き就寝zzzzzz今回もご馳走様でした♪

■~総評~

:とてもマイルドな口当たりだが、とてもお酒らしいお酒感が味わえる上、余韻が長い。

香り:控えめな吟醸香、かなり甘い米の香り

香山的評価:5段階評価で言えば3!私の場合、どういったシーンで飲めばいいのか、少しあやふやな気がしました。

日本酒度:高め。計ってはいないが、+3~+5ぐらいありそうな気がしました。


もし購入を検討されるのであれば、下記バナーより蔵宅のサイトに入ってみて下さい。簡単に言えば、月額2,680円で市場に出回っていない貴重な日本酒を、ニュースレターと共に毎月お宅まで届けtえくれるサービスです。(香山は今回このモニターです。