2013年5月28日火曜日

マーケティングは日常で起きている

マーケティングと聞くと、【調査】とか4Pとか、セグメント、ターゲティングとか難しい外来語が思いつきませんか?その他にも顧客価値とか満足度とか・・・・etcを良く聞きます。しかし、私は最も重要なマーケティングは【肌感覚】つまり、自分がどう感じるか?(感じているか?)です。本来、言葉に出てこない裏の部分を読み取るのは中々難しいことですが、自分の行動や心理を分析することは比較的容易です。

そして実は、ほとんどの人が毎日、日常的に【買い手】としてマーケティングに参加しています。今回はそんなところを、事例を元に簡単に説明し、今からでも出来る毎日の習慣について記事にしました。

■野菜不足の悩みに対する解決策でみるマーケティング

本来、「最近野菜不足だなぁ~」と感じたら、論理的で直接的な解決策は「野菜を食べる事」です。ですからアクションとしては。
  1. 八百屋やスーパーに行く
  2. フルーツや野菜を買う
  3. 調理するorそのまま食す
となるはずです。それにも関わらず、野菜ジュースなどを買う。サプリメントを服用する。というのは明らかになんらかの企業のマーケティングに影響され、行動パターンとして染みついているマーケティングの成功例(売り手の)です。(ただし、質問の際に美味しそうな野菜の写真を添付していたら結果は自ずと違ったはずです。

つまり、ちょっと考え方を変えると、毎日の自分の行動(買い手)が、売り手のマーケティングの成果である。とも考えられるのです。これは金銭を消費する行動に限らず、webにおいてもついクリックしちゃった!なんてゆー行動は同じと言えます。

そして、とても残念なことに、この質問と答えによって、どこかの【飲食店で摂取する】という答えが出てこない事に、飲食店のマーケティングの弱さが露呈してます。巷に野菜専門店や野菜を売りにするお店は数あれど、ほとんどの消費者にその【売りや強み】は届いていない。という事実が垣間見えるのです。(但し、統計的なデータとして有効なレベルではない

■普段から出来るマーケティング的思考と発想

わたしたちは、普段の日常生活においてなんらかの消費行動を行い、ほとんどの人が【買い手】としてマーケティングに参加しています。その時に「なぜ買ったのか?」「なぜこのお店で買わなかったのか?」を考えるだけで、【売り手】側のマーケティングが読み取れるのです。もしかしたら、ちょっと難しく感じるかもしれませんが、毎日の生活の中でも容易に鍛え上げれます!

例えば、毎日仕事帰りに今日買ったものや、ふとクリックした情報やニュースのページについて、「なぜそうしたのか?」理由を考えるだけです。簡単じゃないでしょうか?ちなみにまずはTPOに合わせて考えてみると、より効果的です。(例:お昼の休憩時間に(T)近所の天丼屋で(P)⇒同僚と(O)食べた とかTPOについて詳しくはまた次回)

さらに言うと、旅行の行先やプランを決定するに至ったプロセスとか、かなり面白いと思いますよ。しかも、こうして【マーケティング的な思考と発想】を鍛える事で得たものは、無料で使える生きた教材となるのです!!しかも毎日使える!お得ですよね?

但し、それだけではダメなので、次の理論にあわせてやると、より効果的です。

■買い手の時に当たり前に感じる事を理論化・体系化する

なぜ理論が必要なのか?と言うと、せっかく色々な知識や経験を得ても体系化されていない事は、人間あまり覚えていないものです。(数学なんかで言う公式とはちょっと違います)なので、理論を覚えておかないと、瞬間的なパワーはあるが、忘れたり、無くしたりしやすい3K(経験・気合・勘)に頼る事になってしまいますので、それは避けましょう。(3Kは後々検証することが難しい為、失敗を活かす事が出来ません)

では、何が必要なのか?それはたった5つの理論です。

  1. ベネフィット-お客様にとっての価値
  2. セグメンテーションとターゲティング-お客様を【価値】でくくる
  3. 強み・差別化-競合との価値の差
  4. 4P-【価値】を実現し、対価を受け取る【売り物・売り方・売り場・売値】
  5. 想い-提供する価値を通じて世の中にどう役に立ちたいか
もうおわかりかと思いますが、重要なキーワードは「お客様にとっての価値」です。他にも色々な理論がありますが、まずはこれさえ抑えておけばバッチリです!単純に買い物を振り返るのも良いですが、このように系統だって考える事でより整理できます。是非活用してみてはいかがでしょうか?

■マーケティングは日常で起きているのまとめ

今回、かなりマーケティングに関する初歩の部分を改めて書いてみましたけど、これが最も重要だと私は思っています。
基礎を理解し、毎日の自分の肌感覚を無料の生きた教材とすること!
だって、全く知らない赤の他人の事を想像することは、とても難しいと思いませんか?なので、まずは自分達の肌感覚を信じてみる事から始めましょう!
※但し、男性諸君。女性の前でぶつぶつこんなこと呟いてると嫌われる可能性大!ですので要注意ですよ!!!!

以上、終わります。

2013年5月24日金曜日

乙武氏の【イタリアン入店拒否について】の考察


気付かなかったけど、ネット上ではこんな騒動が起きていたのか。【イタリアン入店拒否について】と題した、乙武氏のブログ/twitterから始まった騒動である。詳しいことの顛末は、乙武氏のブログから読み取って欲しい。

今回私が言いたいのは、私人として、そして飲食店の仕事に関わる者としてだ。
①おもてなしとは?
②愚直さの危うさ
③有名人

①おもてなしとは?

正直サービスパーソンとしては耳を、そして目を疑いたくなる話だ。もし事実だとしたらだが(ソースは確認しようがない)、過去の記事でも書いてますが、お待ち頂く事はお店側の独りよがりの都合である。お客様には関係ない。そして、予約の段階で十分なヒアリングが出来ていない事も、お客様にとっては関係ない。
極論として、根本的にお客様をもてなそうというつもりがあるのか?問いたくなる。(だから、僕の仕事が成り立つのですが・・・。)

そして、日本は鎖国の国なので、こういった身体などの障害に対する侮辱行為について、通常と同じ法しか適用されないが、海外だと確かそういった侮辱行為はより重い刑となると聞いたことがあります。ちょっと認識が・・・・(あくまで余談だがジェンダーな問題についてもそう)

②愚直(馬鹿正直)さの危うさ

乙武氏も店主も愚直過ぎる。売り言葉に買い言葉でお互いを傷つけている。ばか正直に、「した」「してない」だの、常識だ!と押し付けてみたり。お互い何様のつもりなのか?ばか正直とは、褒め言葉にも使われるのだが、この場合は違う。己の信念や考えにバカ正直すぎるのだ。ちょっと頂けない・・・・。

そして、これも以前ブログに書いているが、サービスとは一方的に受ける事でも、ある程度の水準は確保できる。しかし、最高のサービスとは受ける側がより引き出してこそ成り立つ。バブル時代の最低な名残がまだ存在しており、この【サービスを引き出す】という観念があまりこの国には浸透していない。(他の国がそうか?と言われると違うが)ここまで高い民度を誇る国で、この現状は悲しいなぁ~と、私は思ってしまうのである。

③有名人

コレが今回一番厄介だった部分ではないだろうか?乙武氏が一介のブロガーやツイッタラーとして動いている方ならともかく、60万人ものフォロワーがいる、ある意味一つの放送局を持った人物なのだから。。。瞬く間にtwitterは乙武氏擁護派と店主擁護派に分かれた。それぞれのtwitterアカウントで直接論争を踏まえた形に発展したのだが・・・・・・・

が、乙武氏に勝てるわけもないのである(笑)お店には抗議の電話が殺到したようで、目も当てられない状態だったのだろう。私が以前働いていたお店にも芸能人がお忍びで来る事があった。ファンになってくれて、宣伝でもしてくれれば瞬く間に人気店の仲間入り!悪いサービスを提供すれば今回のようなケースになる。ということもあって、そういう日はふんどしを締め直したものだ。

■イタリアンレストラン入店拒否騒動のまとめ

正直乙武さんは大人げないかな?とも思う。愚直過ぎて、言った言葉をそのまま実行に移しただけなのですけどね。でも、自身の影響力について、少し想いを至らせてみても良かったのではないか?と思います。
そして、店主の方。ちょっと思慮が浅すぎ。もしわざわざお店から降りてきて文句を言う暇があるのならば、他の事が出来るでしょ?十分にサービスを提供する時間も、余裕もあったはずだ。他のお客様に迷惑がかかるのは自分達の至らなさゆえであり、そのお客様のせいではない。今一度サービスの本質と意味を考え直すべきである。

個人的には、差別も許せないが、接客者としての態度が気に食わない。そして乙武氏の徹底的な攻撃もだ。twitterで波紋を起こし、ブログでトドメを刺した。これはいかがなものか?何より嫌いなのは、匿名性を利用した上で、汚い言葉で差別し、攻撃するネット住民達。自分はこう在りたくない。と強く思った出来事です。

最後に、私は自分の言葉にも態度にも自信と理由がある。だから否定されても甘んじて受けるし、自分の実名を公開し、身元を明かした上で理論を展開する。だが、匿名ユーザーとは絶対に論議しない。隠れ蓑に隠れて、批判や中傷だけするような卑怯な輩と、同等レベルで議論できるとは思わないからだ。個人の自由ですが、私の信念はそうなので、一応記して終える。

おわり

この夏アがりそうな俺的作業用BGMとかまとめました

【作業用BGM】夏に聴きたいアガる↑洋楽♪2


New Best Dance Music 2013 || Electro & House Dance Club Mix ||

但し、コレは全然作業向けではない!!!

あぁーもうちょい落ち着いたらCLUB行こう。マディラ島行きたいです。


番外編として、お昼にテンション上げるドラクエオーケストラ

2013年5月19日日曜日

おあいそ!ってどういう意味?


粋の良い声が店内に響き渡る・・・・。
「大将!おあいそね!」美味しい新鮮なお寿司を食べ、日本酒もたらふく飲み、気持ち良く帰ろうとしているあなたは、不意に気付いてしまう。お店の方の顔が凍り付き、悔しそうに、そして申し訳なさそうにしていることに・・・・。その理由を皆様ご存じでしょうか?

ちょっと粋なお勘定の仕方だと思っていないでしょうか?だが、実はそうではないのです。今回は「おあいそ」とあまり言わないほうが良い理由と、お会計の際にどのように伝えれば良いか?番外編として、日本以外の外国でお会計・チップを渡す際のスマートな方法+αをお届けします。

■「おあいそ」ってどういう意味?

「おあいそ」とは愛想(あいそ)という言葉からきており、辞書によると[客に心からサービスしようとする、対応の仕方や顔つき。]とある。用法としては・・・・。

[「何のお愛想もございませんで」=おかまいもできませんで]
[「愛想が尽きる」=続ける気持ちが無くなる、余りのばからしさにあきれて相手をするのがすっかり嫌になる]などである。(新明解国語辞典より)

そして、本来のお勘定の際の使い方としては、お店の方が「お愛想が無くて申し訳ありません」と言う意味で、「愛想尽かしで申し訳ありませんが(お勘定書になります)」という使い方が正しい。お客様側から「お愛想!」と言われることは、「対応が悪くて愛想を尽かしてしまったよ!今すぐお勘定を出してくれい!」という意味である。もし知らずに気持ちよく出ようとしていて使っていたのなら、今後使い方には気を付ける事をオススメします。

■粋なお会計方法とは?

実は・・・・特にございません!すみません!(笑)ということでNG例だけ羅列致します。
  1. いきなり席を立って入口近くで「お会計お願いします」と言う
  2. 割り勘は構いませんが、4人でそれぞれ¥2,000ずつ払いお釣りは別々に!確かに利用者にとっては楽かもしれませんが、あまり【粋】ではありません。まとめて払って分配しましょう。男性要注意。
  3. デートや接待時のテーブル会計。意外と多いのですが、ゲストが席を立った際やトイレの合間に店員さんに合図するなどして席を離れてお会計しましょう。
以上になりますが、基本は担当してくれていた店員さんや、呼び出しベルのようなものがあればそれで店員さんを呼び、「ご馳走様でしたお勘定お願いします」と伝えれば良いのではないでしょうか?
ちなみにお寿司屋さんなどでは、「大将!ご馳走様!お勘定お願い!」でもいいかもですね。(寿司屋の大将は入口の目の前に立っている事が多いですよ)

■日本以外の外国で支払いをする場合

お店の形態や国によって多少の違いはあるのですが、キャッシュオンのお店以外では、基本的に担当のウェイターが付く場合が多いので、担当のウェイターさんを呼びましょう。(チップ文化がある為)英語なら「Check please」で良いです。現金の場合は「Cash」と、カード(トラベラーズチェック含む)なら、このお店で使えるのか聞いた方が良いでしょう。基本的にはテーブル会計が中心です。

■気になるチップの渡し方

観光客が良く来るお店では、そもそも勘定書にサービス料として10~15%既に加算されているような気がします。(絶対ではない)そうでない場合にチップを払えば良いです。ようは気持ちなので幾らでも良いのですが、金額にもよりますが10~15%が相場じゃないでしょうか?(アジアの屋台はそんなのいらない。というか見た事ない。

ちなみに以前海外の高級ホテルで、しかも高い部屋に宿泊した際に、チップを間違って少し大目に置いてしまったことがありましたが、その後何かより良いサービスがあったか?と言うとそんなことはありませんでしたので(笑)

そして、良くしてくれたウェイターやホテルマンにどうやって渡すか?ですが、先ほどのようなレストランの場合は、会計が終わった後テーブルに置いておいたりすると良いでしょう。なるべく現金が良いです。カード会計の場合には、勘定書にtips という欄があるかもしれません。そこに10%などと書き込めばOKです。但し、円換算に気を付けておかないと後が怖いので要注意。語学力に長けているなら聞いてみてもいいかもしれません。(私はできないよ

■日本でチップ???

チップに付いては、日本でも本当に良い経験をしたなぁ!と思ったらもちろん渡しても構いませんし、大歓迎です!!(⇒香山はそれで飲み暮らした時代もあります

但し、現金をそのまま相手に渡すような下品な事だけは止めましょう!!!他のお客様にも不快な思いをさせかねません。テーブルに置いておくか、せめて紙や何かに包むかしましょう。次に避けたいのは「お釣りはいいよ!」です。実は余りかっこよくありませんし、「ついで」とか「おこぼれ感」満載なので、500円のお釣りを渡すなら、少々手間はかかりますが500円を何かに包んで渡しましょう。その方が両方とも気持ちが良いはずで、何事も心遣いなのだと思います。

■お会計のまとめ

  1. お愛想!は本当に不快な経験をした際以外に使うのは止めましょう
  2. テーブルでスマートな会計をしよう(接待・デートは別)
  3. 外国でもほぼ一緒です。
  4. 日本でチップを渡す時もスマートに、感謝の気持ちを込めて
以上になります。お会計の方法を知る事で、より気持ちよくお食事やお買いものも出来るはずです。お愛想の使い方を間違えて愛想を尽かされないようにしましょうね!

おわり

2013年5月18日土曜日

「すいません」と「すみません」の違いについて

THE 土下座 すみませんでしたとすいませんでしたの違いについて
こんばんわ。手短に書きます。
例えば、お店で店員さんを呼ぶ時にほとんどの方は「すいませ~ん」と呼んでいます。コレってなんか間違ってませんか?と言うのが発端。

言葉として正しい、正しくない。というのは言語学的に何とも言えないところなのだそうですが、少なくとも、人を呼び止めたり、店員さんを呼ぶのにはあまりふさわしい言葉ではありません。(と、私は思います)今回はそのへんを軽く掘って行こうと思います。

■すいませんとすみませんの違い

そもそも正しくは・・・と言う言い方は正しくない…とも言えるのだが、簡単に言えば
「すいません」と言う言葉は
「すみません」が現代語(口語)として変化し、定着したものである。(辞書にも載ってるから見てね)

本来「すみません」とは「(その程度では)済みません」とか「(謝るぐらいでは)済みません」という使い方をする。つまりそれでは充足しない。「〇〇が済まない」と言う隠れた前提を踏まえて、略した言葉だ。それが、口語として定着し、様々な意味合いを持つ言葉として現代では使われている。というのが現状です。(謝る、挨拶、呼ぶ)

そして、「すみません」と発音しづらい為に「すいません」へと移り変わっていったのではないかと言われています。(というか山の手言葉⇒関東弁⇒方言的な)
なので、文章で伝える際には「すみません」がより的確なように私は感じますし、国語辞書的には確実にすみませんが正解です。(個人的に雰囲気の問題かもしれないが、すいませんだと軽く感じる)

■店員さんを呼ぶ時どうすればいい?

TPOと言うかお店の格にもよるのですが、基本は【軽く手を挙げて合図する】が正解です。マナー的にも一番適合しており、スマートです。「おねぃさ~ん」とか「おにぃさ~ん」「すいませ~ん」と言うのは最もナンセンスな例です。(もちろん雰囲気や地域特性はありますが)

しかし、店員さんの数が少なかったり、忙しそうにしていて気付いてもらえない時ってありますよね。そのような時は軽く手を挙げつつ(教室で発言する時のように勢い付けるのではなく)「店員さんお願いします」と言うのが良いのではないでしょうか?(肉食女子は時と場合に応じてだが、それをむずがゆく感じるそうですw)

余談だが、本当はお願いしますの前に、隠れた前提として「料理などを注文したいのですがこちらへ来て頂けますか?」と言った言葉が隠れている。しかし、通常の感性、社会通念の元で生活をしていると、言わなくても通じてしまうものである。(人間には推測するという素晴らしい能力があり、実はそういった部分を国語という授業で学ぶのだ)人間って賢い生物だー!


以上になりますが、普段(の生活では⇒これが隠れた前提の例)どうでしょうか?間違っている!と声高に宣言するわけではありませんが、なるべくなら正しい言葉遣い、そして言葉の意味を知っておくと良いのではないだろうか?と私は思います。

ですが、究極の話。言葉の問題よりも信頼関係が有るか無いか?や、言葉の感情、表情が最も大切です。注文をとってもらう。お願いする。という感情を持って接していれば、自ずと店員さんにも伝わります。【サービスは対価として受けるもの】でもありますが、一つの結論として、ユーザーとしてその場を楽しむに当たって【サービスは引き出すもの!】と捉えると、今後の人生が劇的に、そして楽しく変わると思いますので、是非お試し下さいね♪

それでは終わります。

2013年5月15日水曜日

社内の飲み会が重要な理由

社内の飲み会が重要な理由
一般的に、「今日は仕事終わったら飲み会だから来いよ!」などと上司に誘われるとげんなりする人も多いのではないだろうか?また逆に、「そろそろまた飲みましょうよ!」などと部下から提案されると「財布もキツイし、何より面倒臭いし、自分の時間が欲しい」という方も結構いる。

しかし、敢えてこの記事では是非参加して欲しい、もしくは主催して欲しい!と声を大にして言おう。詳しい理由は後述するが、「飲み」とか「パーティー」「お酒」「カフェ」というのは、あくまで様々にあるコミュニケーションの一つの手段であり、場だ。

そして、諸外国の全てを知っているわけではないが、この習慣は日本独特の習慣だろう。中にはそういう場を上手く活用して、仕事やプライベートの質の向上に役立てている人もいる。それは果たして彼や彼女が、特殊能力の持ち主だからだろうか?答えは「否」だ。

この記事ではなぜ【社内の飲み会が重要なのか?】そして【誰でも活用できる飲み会スキル】について書いていきます。

■日頃からのコミュニケーションが円滑なチーム運営を生む


会社や飲食店が、最高のパフォーマンスを発揮する為には、日頃からのコミュニケーションが重要になります。その為にはいかに多くの時間や体験を共有するか?が大切です。しかし、いわゆる土日休みの会社だと、俗に言う花金や土日にチームの仲間と飲む。そんな機会が多いかと思いますが、レストランなどの飲食店やホテル、いわゆるサービス業の場合は、休日や休憩時間ですらバラバラな場合がほとんどです。

そのような場合は、何も全員を無理にあつめようとせず、そして一回で済まそうなどと思わずに何回でも開催すれば良いのです。また、常に複数である必要もありません。1:1の方が話しやすい事もあるでしょう。

他にもバックヤード(休憩所)があればバックヤードでの会話も重要です。特殊な例では、煙草を吸う人特有の【喫煙室(場所)会議】【喫煙者同士のコミュニティ形成】などがあります。時には重要な話がそこで決まる事もあるので侮れません。(喫煙者同士の一体感)コレもコミュニケーションを円滑にするキッカケの一つでもありますね。(筆者は商業施設に居た時や交流会などでは、喫煙席に鎮座し濃いコミュニケーションをするように心掛けています)

そして、何故日頃のコミュニケーションが円滑なチーム運営を生むか?は、【知らない人に頼むより知り合いに頼むほうが頼みやすく特性を知ればその特性を持った人に頼みたくなる】これだけの理由です。(知らない人<同僚<知人<友人 頼みやすさは増大する)改めて考えてみると当然の事ですが、中々実行できていないのではないでしょうか?例として・・・・下記のような情報を知っているだけでも頼みやすさは違うのではないでしょうか?
  • 名前を知っている。
  • あの人の趣味は〇〇で一緒だ。
  • あの人は〇〇料理のスペシャリストだ。
  • 接客サービスに精通している。
  • 笑顔が素敵だ。
  • 奢ってもらった!借りは返す!(上司など実は余り良い例ではないがw
  • 挨拶がとても丁寧で気持ち良い。
  • 話の組み立て方がとても上手い。
  • あの人がサービスをしているなら、家族や恋人も連れてこれる。
  • 人の良い所を探すのが上手い!

といった情報は、中々仕事上の報連相だけでは見抜けません。もちろん管理する立場の人間(管理職だけに限らないが)ならばそういった同僚の良い点や特徴などを把握する必要があります。その人のさりげない良い所などは、当人が気づかないだけで活かせていない場合も多々あるので、そういった場で「〇〇さんって、実はボディランゲージがとても上手で話がわかりやすい!」と褒めたり気づきを得る事が仕事の上で必ず双方に利益をもたらします。

ちなみに、私は街場の飲食店に居る時も、高級レストランにいる時も、必ず周辺の方々と仲良くなるよう努めていました。方法は様々ですが、お店を利用したり、すれ違ったら必ず挨拶+会話をしたりなど。結果、別会社の方とも同じチームかのように問題に取り組んだこともありましたし、私のいるお店に足を運んでもらった事もあります。これは正に日頃のコミュニケーションが生んだ顕著な例であり、自分にとってもかけがいのない財産の一つだと思っています。

■チームプレイが生む相乗効果と達成感、そして体験の共有

日頃からのコミュニケーションが円滑で、人物特性を把握していると、物事を飛躍的に頼みやすくなるし、頼まれごとも必然的に多くなります。例えば、レストランではお客様のお誕生日祝いや、快気祝い、ご結婚祝いなど様々な【お祝いの場】があります。

そこで、以前実際にあった話なのですが真冬の時期に、「母のかなり遅くなった誕生日祝いをしたい」というご相談を受けました。ちょっと特別なコースを家族で三人で祝いたい。そこまでは良くある話なので、デザートにろうそくを用意したり、お祝いのメッセージを付けるといった対応を行っていたのですが、一つ問題があり「母の好きな【小紫(こむらさき)】という花と実を用意できないでしょうか?」というご相談。

先ほど話した通り季節は真冬、調べてみると、小紫の実は手に入るかもしれないが、花は厳しいかもしれない・・・と思いましたが、ひとまずお受けさせて頂き、お時間を頂戴する旨をお伝えし、なんとかしてみることにしました。
まずは、同じ商業施設内でいつも仲良くさせてもらっているお花屋さん(施設内で仲良くしていたテナント)に問い合わせたところ、やはり花は難しいとのこと。その他のお花屋さんに聞いても難しいとのことでした。

困ってしまった私に、とあるスタッフが「シェフならなんとかしてくれるんじゃ?」と助言してくれたので、無理を言ってデザートに実をあしらったオリジナルのものを制作してもらい、さらに私は以前ミクソロジストとしてカクテルを作っていたので、オリジナルの美しい紫色のシャンパンカクテルを食前酒としてプレゼントしたところ、お客様に大変喜んで頂けました。

これは、電話を受けたコンシェルジュ、シェフ、お花屋さん、助言してくれたスタッフ無くしては、とても成し得ないものでした。後日お礼のお手紙なども頂き恐縮したのですが、その手紙を元に協力して頂いた全てのスタッフとお花屋さんにお礼をしにいき、達成を共有しました。(その時に「あなたのお蔭で出来ました」と言う言葉と心を忘れずに)

内部での共有はもちろん外部とも連携・共有することが重要です。大きい会社でも部署内でのコミュニケーションは最低限のことで、他部署の人といかにうまくやっていくか?が大切なことなのです。

こういった積み重ねはいきなり出来るものではなく、一朝一夕にはいきません。常日頃のコミュニケーションとやり取り、お互いの能力を把握してこそ出来るチームプレイなのです。

■では実際に飲み会でどうすればいいの?

人ぞれぞれあると思うのですが、私は【洞察力】【観察力】をここぞとばかりに発揮すること【なるべく仕事の話をしない事】を勧めます。せっかくの仕事場以外での機会ですので、存分に趣味の話や過去の事、これからやりたい事などを聞いてみてはいかがでしょうか?もしかしたら同じ趣味があるかもしれませんし、新たな世界の扉を開けるかもしれません。

ちなみに無難なのは食べ物の好みや好きな飲み物でしょうか?でも、私が良く使うのは相手が気を使ってそうな部分、こだわりの部分を探しだし、褒めて秘訣を聞く事です。かなりオススメですよ。(服や髪の毛、爪、時計、靴、スーツ、鞄、ペンなど人に応じて変える)
例)「あなたは〇〇が素敵だよね!どうしたらそうなれるの?」

そんな話をしていると、あなたが上司ならば、部下から泣き言や愚痴を聞く機会もあるでしょう。時には「辞めたいと思っている」と打ち明けてくれるスタッフもいるのです。だが、その話をしている人物が自力で解決できるのか?手助けをしないといけないのか?見極める必要性があります。その為にはある程度の信頼関係が構築されていないと難しいのです。(この話はまた別途違う記事で深く掘り下げます

そこで、信頼関係を構築するに当たって、どのように接するのか?がポイントになります。ジェンダーな問題もあるのでシビアなことですが、接し方として友人のように付き合うのか?兄や姉のように付き合うのか?あくまで良き隣人として付き合うのか?はあなたも判断せねばなりません。仕事の場では、お互いある種の緊張感を持って接しているはずなので、会話や意志のキャッチボールがうまくいかないことがありますが、【飲み会の場】というのはその緊張感という壁を取り払い、新たな接し方を構築する絶好の機会なのです。

そうすることで、相手(部下、同僚、上司)がどのような立ち位置で接したいと思っているのか?仕事の場よりは見極めやすくなります。ここで関係性を作り、信頼関係を構築することでちょっとした悩みや相談を受ける体制が出来上がるのです。その時は決して先入観を持たずに、まずはフラットに相手の意見や主張を受け止めると良いでしょう。相槌はともかく話を途中で遮ってはいけません。

もし仕事の話ならば、相手の悩みや相談を受けたならば、まずは
”受け止め”(理解、共感)
”あなたのこういう部分は素晴らしいと褒める”(TーUP)
”私はこう思うんだけど、〇〇を直したらもっと良くなるんじゃない?あなたはどう思う?”(提案⇒考えさせる)
”具体的にはこういう部分だよなどとメモなどを渡す”(具体性のある提案、メモでも良い文字化必須)
と言う流れが良いでしょう。やっていけないのは、頭ごなしに否定したり、共感だけ(うんうんわかるわかるとか)で済ますと、仕事でもプライベートでもなぁなぁのお付き合いになってしまい何のシナジーも生む事はできませんので、気を付けましょう。

■社内の飲み会が重要な理由のまとめ

以上になりますが、『社内の飲み会が重要な理由』とは、仕事の場とは違う空間で信頼関係を構築する為に有用だからです。そして、それを活かすにも殺すにも、洞察力と観察力、受け入れる心、良い点を探す事この四つが必要なのです。要約すると

  1. 感謝の気持ちと態度、言葉として伝える事が重要
  2. 日頃のコミュニケーションが信頼関係を生み、チームプレイを高いレベルに引き上げる
  3. 洞察力と観察力を鍛え、相手の良い点を探そう
  4. 相手の意見をフラットに受け入れる心を持つ
  5. まずは楽しもう!その体験の共有こそが重要!
となります。是非、社内の飲み会や交流会、関係会社や同じ施設の外部の方々とも交流を持ってみてはいかがでしょうか?以上のことに気を付けて臨めば、きっとあなたにとって+の結果を産むでしょう。それでは今回も終わります。長い文章をお読み頂き有難う御座いました。

おわり

2013年5月10日金曜日

お客様の目、体、姿勢から発するサインを読む!

瞳孔 緊張度 感情 瞳

お客様からご注文を受けて、それに対応することは、サービスにおいて必要最低限のことです。お客様が感動するのは、大概の場合お客様が口にしていない要望を読み取り、その要望を満たした時に感動して頂けます。

もちろん、それは並大抵のことではありませんし、とても難しいことです。ですが今回は、その糸口となる要素をお伝えしたいと思っています。

■お客様の要望は明確化していない

まず第一に、お客様のほとんどは自分自身の要望について明確になっていない場合が多い。その為、いつでも的確に私達サービススタッフに要望を伝えてくれるとは限りません。そして最も難しいのが、お客様自身が仰っている要望が、実は真の要望ではない場合です。
例えば昔こんなことがありました。

そわそわとした様子で、キョロキョロしながら、お店(bar)に初めていらっしゃったお客様がいます。
「お飲物はいかがなさいますか?」
と私が尋ねると
「何かウィスキーをくれ」と仰りました。そこで
「飲み方は、そのままストレート、ロック、水割りやソーダ割りがありますがいかがなさいますか?」
と聞くと、「うぅ~ん」と考え込んでしまわれました。
私は、「コレは・・・実はウィスキーが飲みたいわけではなくて、とりあえずビール!の感覚で言ってみたのかな?もしかしたら本当に飲みたいものは違うのでは?」と思い、少し考えました。

歳の頃は20代後半、スーツ姿で、ネクタイは外している。タイピンやカフスなどは付けておらず、髪型はスッキリとした短髪で、ヒゲも綺麗に剃っている。鞄は革製の黒。バッジなどは付けておらず、一人で23:00頃来店し、顔が上気しており少し飲んできた模様。外で少しウロウロしてから入店。

などといった形で棚卸します。(他にも要素はありますが後述)そこで、敢えて営業調に「宜しければ、ただ今当店のイチオシが、フレッシュなゆずを使ったジントニックなのですが、一杯目に最適な爽やかさですので、いかがでしょうか?」と問いかけます。するとお客様は「お願いします」と言って下さり、早速お客様に提供すると「実はコレが飲んでみたくて入ってみたんだよね」と本音を漏らして頂けました。


このように、お客様が口にしない要望(または真の要望)を、様々な情報から読み取る事がサービスを提供する上ではとても重要なのです。

■森を見て木を見ず


え?それでいいの?と思う方もいるでしょうが、複数のお客様がいらっしゃる店舗ではきわめて重要です。なぜならきちんとしたサービスや空間、味を提供していれば、ほとんどの場合自ずと皆様笑顔だったり、楽しくされていたりします。

しかし、全体(森)に目を凝らしていると、中に奇妙な個体(木)が混じっている事に気付けるのです。そうすることで、ご要望や本音がありそうなお客様をいち早く見つけお声掛けするようにしていると、自然とその人の姿勢や目線、態度、声、体から発するオーラのようなものを感じ取る事が出来るようになるのです。
つまり、サービスパーソンは【視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚に加え第六感】をもフル活用する必要があるのです。

■瞳からは感情を、瞳孔からは緊張度を読み取れ!

お客様の心境や感情を読み取るのに、【目】というのは非常に重要な役割を果たします。

まずは瞳孔ですが、瞳孔は緊張していると収縮し、リラックスしていると拡大します。(但し、光の量に左右される為絶対ではない)
そこで、接客中はさりげなくお客様の瞳孔を確認し、緊張状態なのか?リラックスされているのか?もしくはリラックスしたか?を確認します。先ほどBarにいらっしゃったお客様の話をしましたが、彼は明らかに瞳孔が収縮しており、緊張具合が現れていたのです。
ちなみに接客においてリラックスして頂く為の距離感などについてはコチラでご確認下さい。

次に、感情は瞳(の形)に現れるのですが、代表的な瞳はやはり楽しそうな瞳です。次に怒っている瞳、悲しそうな瞳、様子を伺っている瞳、焦っている瞳(この時瞳孔も収縮気味)などです。瞳にはお客様の心境の変化がいち早く出てきます。口に出すよりも先に瞳に現れるので、注意深く観察してみると良いのではないでしょうか?
そして、先ほどのBarのお客様の場合、明らかに目がバックバーや店内の黒板に目が行っており、何かを探すような様子の瞳です。また物事を考え込むように、そして思い出すようにしておりました。そんな状態を読み取り、敢えて口にしたご要望からはズレた提案を、私は敢えて返したのです。

但し、その時真正面から目を見ていると、相手は威圧感を感じてしまうので、立っている状態で接客中なら正対せずに、少し斜めから、座っているのならL字型に、もし上司や部下などとプライベートで接する際は、カウンターのような場所で横並びにすると良いでしょう。

■まとめ


  1. お客様の真の情報を読み取る!
  2. 視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚・第六感をフル活用する!
  3. 瞳孔と瞳をさりげなくチェック!

以上になりますが、如何でしたでしょうか?普段から気を付ける事で、気づく事が10倍にも20倍にも増えていき、お客様の満足度もそれに従って上がっていきます。但し、気を付けなければならないのは、飲食店とはあくまでチームプレイです。

飲食店は個性的な人間が集まり、個性的であるほど輝きやすい場所でもありますが、お店はチームで成り立っていますので、自己満足だけで終わらせては何の意味もありませんし、真のお客様の満足は得られません。なので、もし気づきを得たならば、是非チームで共有し、全員で事に当たりましょう。

それでは終わります。

2013年5月8日水曜日

滝澤酒造 吟醸生原酒 の紹介

滝澤酒造 吟醸生原酒
日本酒,お猪口,滝澤酒造
升田屋、菊泉などを手掛ける埼玉の老舗酒造メーカー滝澤酒造株式会社が手がける吟醸生原酒を今回はご紹介します。このお酒は~お酒とおつまみの通販サイトNOMOOO(ノモー)~より頂いたもので、市場に出回っていない新鮮な日本酒を毎月自宅に届けてくれるサービス【蔵宅】で頂きました。

今回はGW期間中にBBQ(バーベキュー)をしながら頂きました♪
キンキンに冷やして、クーラーBOXにも氷を詰めて、お肉やお野菜達が出来上がるのに合わせて頂こうと、とっても楽しみにしていたのですが、気付けば友人達の子供と遊んでばかりで、全然飲み食いしてないことに途中で気づき(笑)慌てて日本酒をクーラーBOXから取り出しました。(ちなみに日本酒の違いや種類がわからない人はコチラを参考に)



















この日本酒の素晴らしい所は、なんと言ってもその『新鮮な味わい』の一言に尽きます!!(加水してない原酒でしかも生!!つまり加熱処理をしていない)右の写真を見てわかる通り、瓶詰したのが4/20と書かれています。通常、お店に並んでいる日本酒は瓶詰から時間が経ったものばかりですので、その味わいはもちろん瓶詰仕立てとは違います。そんな日本酒をBBQと共に頂けるなんて幸せ♪ということで、早速ですがテイスティングノートを公開します。

香り

全体的にとても爽やか。洋ナシや和梨、メロンといった青っぽいフレッシュなフルーツの香りが最初にきて、次に清涼な川から放たれる澄んだ風のような香りが感じられます。

マウスフィール(口当たり)はとてもまろやかで、通常より少し高めのアルコール度数(18度)を感じさせません。口に含むと若々しい甘みがあり、コクはありません。瓶詰したばかりの生原酒ならではですね。しかもキレがとても良いので、程よいお米ならではの残り香が次の酒を早く運んでくれ!とせがんでいるように、私は感じました。(日本酒度で表すなら、-1~0 酸度は1.0~1.5ぐらい)

相性の良い食材や料理

  • 白身魚の刺身
  • 生ダコのカルパッチョ(多分、一番オススメ!ライム汁と塩、少しの胡椒にオイル)
  • 焼き野菜や葉物を使ったサラダ
  • 淡泊な味わいの干物
が良いでしょう。味が濃すぎる料理(肉料理、グラタン)や独特な風味の物(ごぼう、みょうが、ピーマンなど)、乳製品とは相性が悪いかもしれません。好みもあるので一概に言えませんが、簡単に言うと強い味わいのものとは合いません

テイスティングノートの公開は以上になります♪日本酒好きの方は、通常酒屋にも飲食店にも置いていないお酒を味わうべきだと思いますよ!下の画像は付いてきた冊子の一部です。どのような思いで作っているのか?知れるだけでも『通』としては嬉しいところです♪以上!日本酒のレポートでした。

2013年5月5日日曜日

魅惑的な赤い泡を持つランブルスコ ロッジーノ・ダンテ~イタリア産天然発砲ワイン~

ランブルスコ

ロッジーノ・ダンテは、イタリアのエミリア・ロマーニャ州でつくられる、天然弱発泡性の赤ワインであり、大体の場合、ポー川流域の平坦地で作られるランブルスコ種という葡萄で作られる。

そして、ランブルスコの名を冠する5つのD.O.Cワインの一つだ。
DOCについては、リンク先のwikipediaで調べて欲しいのですが、簡単に説明すると、イタリアのワイン法(食料法)で定められたワインに関する原産地認定制度で、日本語で【統制原産地呼称】となります。そして、D.O.CやD.O.C.Gワインを名乗る為には以下のような7つの条件を満たす必要があります。

  1. 原料ぶどうの産地が指定されている土地のものであること。
  2. 原料ぶどうの品種、および、混醸する場合は決められたぶどう品種を使い、それぞれのぶどう品種ごとの混合比率が決められた割合を満たしていること。
  3. DOCG及びDOCワインを作るためのぶどうを栽培する畑であると、届け出られている畑であること。
  4. 決められた方法で醸造されていること。
  5. 決められた熟成の方法を用いて、決められた法定熟成期間を満たしていること。
  6. アルコール度などワインの化学的成分分析が、規定の条件を満たしていること。
  7. 色、香り、風味などワインの質的な特性が、当てはまるDOCG及びDOCワインの力量を満たしていること。
この条件を満たして初めて認定されるので、いわば厳しい関門を通り抜けてきた選りすぐりのワインであることの証明でもあります。(さらに条件が厳しいD.O.C.Gについてはココでは触れません。)
ランブルスコ ワイン ロッジーノ・ダンテ
さてさて、気になる【ロッジーノ・ダンテ】のお味ですが、一言で言うと「スウィーティーな気分になれます♪」女性達と一緒に飲んだのですが、評判がすこぶる良かったですね。

その理由は、アルコール度数6%前後というワインとしては低めな度数と、甘口でフルーティーな味わいで、まるで新鮮なベリー類を口の中で噛みしめているいるのか?と錯覚させるような果実味が特徴。さらに微発砲具合がなんとも心地が良い。後味がスッキリしているので、甘口なのに後に残らない稀有なワインと言えます。

では、どこで買うか?と言うと・・・・残念ながら酒屋では取り扱っておりません。
そこで、輸入元である ランブルスコ・ジャパンより直接ご購入下さい。お値段は驚きの¥1,600!!!とってもお安いのです。webサイト上でそのまま注文できるので、とっても楽チン♪すぐにご自宅やお店までお届けされます。

しかも、会員登録して買い物をするとポイントが付与され次回からは益々お得にお買いものが出来るようですよ♪女子会やホームパーティー、イベントなどでの食前酒に如何でしょうか?

以上、おわり