例えば、お店で店員さんを呼ぶ時にほとんどの方は「すいませ~ん」と呼んでいます。コレってなんか間違ってませんか?と言うのが発端。
言葉として正しい、正しくない。というのは言語学的に何とも言えないところなのだそうですが、少なくとも、人を呼び止めたり、店員さんを呼ぶのにはあまりふさわしい言葉ではありません。(と、私は思います)今回はそのへんを軽く掘って行こうと思います。
■すいませんとすみませんの違い
そもそも正しくは・・・と言う言い方は正しくない…とも言えるのだが、簡単に言えば「すいません」と言う言葉は
「すみません」が現代語(口語)として変化し、定着したものである。(辞書にも載ってるから見てね)
本来「すみません」とは「(その程度では)済みません」とか「(謝るぐらいでは)済みません」という使い方をする。つまりそれでは充足しない。「〇〇が済まない」と言う隠れた前提を踏まえて、略した言葉だ。それが、口語として定着し、様々な意味合いを持つ言葉として現代では使われている。というのが現状です。(謝る、挨拶、呼ぶ)
そして、「すみません」と発音しづらい為に「すいません」へと移り変わっていったのではないかと言われています。(というか山の手言葉⇒関東弁⇒方言的な)
なので、文章で伝える際には「すみません」がより的確なように私は感じますし、国語辞書的には確実にすみませんが正解です。(個人的に雰囲気の問題かもしれないが、すいませんだと軽く感じる)
■店員さんを呼ぶ時どうすればいい?
TPOと言うかお店の格にもよるのですが、基本は【軽く手を挙げて合図する】が正解です。マナー的にも一番適合しており、スマートです。「おねぃさ~ん」とか「おにぃさ~ん」「すいませ~ん」と言うのは最もナンセンスな例です。(もちろん雰囲気や地域特性はありますが)しかし、店員さんの数が少なかったり、忙しそうにしていて気付いてもらえない時ってありますよね。そのような時は軽く手を挙げつつ(教室で発言する時のように勢い付けるのではなく)「店員さんお願いします」と言うのが良いのではないでしょうか?(肉食女子は時と場合に応じてだが、それをむずがゆく感じるそうですw)
余談だが、本当はお願いしますの前に、隠れた前提として「料理などを注文したいのですがこちらへ来て頂けますか?」と言った言葉が隠れている。しかし、通常の感性、社会通念の元で生活をしていると、言わなくても通じてしまうものである。(人間には推測するという素晴らしい能力があり、実はそういった部分を国語という授業で学ぶのだ)人間って賢い生物だー!
以上になりますが、普段(の生活では⇒これが隠れた前提の例)どうでしょうか?間違っている!と声高に宣言するわけではありませんが、なるべくなら正しい言葉遣い、そして言葉の意味を知っておくと良いのではないだろうか?と私は思います。
ですが、究極の話。言葉の問題よりも信頼関係が有るか無いか?や、言葉の感情、表情が最も大切です。注文をとってもらう。お願いする。という感情を持って接していれば、自ずと店員さんにも伝わります。【サービスは対価として受けるもの】でもありますが、一つの結論として、ユーザーとしてその場を楽しむに当たって【サービスは引き出すもの!】と捉えると、今後の人生が劇的に、そして楽しく変わると思いますので、是非お試し下さいね♪
それでは終わります。
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