2013年2月21日木曜日

貴方に無駄な知識を~土用の丑の日に鰻を食す?~

もうすでに冬の土用の丑の日は過ぎましたが・・・・・今回は【鰻】ネタです。(食べかけでごめんなさい)それでは早速無駄な知識を~

まずは

◆代表的なうなぎの調理法

★関西風・・・腹裂きで、蒸さずに生を直火焼きにする一般 的な調理法。
商人文化の栄えた関西では、腹を割って話をするという意味から腹開きの調理法が好まれたそうです。

★関東風・・・背開きにしたのものを素焼きし、一度蒸してからつけ焼きにする調理法。
これは1600年頃に江戸で始まった調理法で、蒸すと皮、味がやわらかくなります。
背開きにするのは、うなぎの腹に最も美味な脂肪があり、この味を失わないようにするのが調理のコツと考えられるためのほか、武士文化の栄えた江戸では、腹開きは切腹を想像させ縁起が悪いと考えられていました。そのため背開きの調理法が好まれたとも言われています。


次に『土用の丑の日とはなんぞや?』

土用の丑の日(どようのうしのひ)は、土用の間のうち十二支が丑の日である。

夏の土用の丑の日のことを言うことが多い。夏の土用には丑の日が年に1日か2日(平均1.57日)あり、2日ある場合はそれぞれ一の丑・二の丑という。

厳密には土用は春夏秋冬の年4回あり、土用の丑の日は年に平均6.09日ある。しかし以下では、夏の土用の丑の日のことを単に土用の丑の日と呼ぶこととする。

平気法では土用の定義が異なる(ただし丑の定義は同じ)ため土用の丑の日が異なる年もあるが、ここれは天保暦以来普及している定気法での土用を使う。wikipediaはコチラ

日本で土用の丑の日に、ウナギの蒲焼を食べる習慣が始まったのは、一説によれば江戸時代末期。蘭学者の平賀源内に相談したウナギ店から頼まれ、「本日、土用丑の日」と言う広告を考案したことがきっかけで、それ以来、江戸で起こった流行が全国に広まったとされているが、そもそもウナギの蒲焼が何処で生まれ、現在のような形状で食べられるようになったかは定かではない。近年では寒の土用の丑の日も広まりつつある。

ま、以上です。商売ってキッカケ作りとか仕掛けるってことが大切なんだと、江戸時代の方も言っているってことですね。まぁここまでは前座。
ちなみにですね。鰻屋で「出てくるのが遅い!!」

と言うのは野暮だと言われています。

それは何故か?

鰻には血液にイクシオトキシンという毒が含まれるため、生で食べることはできないのです。ただし熱を加えると毒が変性し、毒性が消えるので、加熱調理した分には危険はない。

その為、注文を受けてから捌き⇒蒸し⇒焼く

とゆーながーーーい工程を要しますので、その間は「お新香をつまみつつ酒を飲む」ってのが、江戸っ子の通な鰻を食す時の、時間とお酒の楽しみ方です。だから、遅いとかなんとか言わずに、新香や、つまみを頼んでみて下さい。
さらにこのお新香がバカにできない・・・・・・・それはなぜか?

『お新香の味で鰻が上手いか不味いかがわかるから』


待ち時間の長い、蒲焼が出来上がるまでの間に供されるお漬物で、その店のおもてなしの心や腕を、垣間見る事が出来るんですね~もし次の土用の丑の日があったら是非【お新香】注文してみて下さい。逆に10分も立たずに出てくる鰻なんて美味しいはずがないです。(断言)
⇒ちなみに次の土用の丑の日は・・・多分、2013/4/29です。夏は7/22

そして、本物の江戸前の仕事を施した鰻は、信じられないほどふっくらしていて、あのタレの香りが口中に広がって、鰻の良質な脂と混ざり合い、お箸でお口に運ぶ作業に夢中になるはずです!!!

丑の日に食べ損ねた方も是非、食べてみて下さい^^少し時期は過ぎましたが、夏に食べるより今食べた方が、鰻は美味です。イスラムやユダヤの方々は「鱗の無い魚は食べてはいけない」などという不思議な戒律がある為、食べれません。その分私達がいただきましょう!

ってことで、今宵も無駄な知識を蓄えて賢くなってしまったそこの残念な貴方!

鰻・・・・・食べてね(時期じゃないけど)

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